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2007年09月04日

奇跡を起こす力

皆様、いかがお過ごしでしょうか。9月になって少しは涼しくなったかと思いきや、それほど涼しくならず、まだ暑さ対策に頭を悩ませる龍之介です。今頃になって夏の疲れがどっと出てきました。
あと、あまり残暑が厳しいと秋になって気温の変化が激しくなるため、体調管理にも注意しないといけないですね。風邪を引かぬようくれぐれも気をつけましょう。
さて、今回は前回書いた通り、夏の甲子園の感想をテーマにお送りします。

決勝戦が終わってもう10日以上経つのに、まだ劇的な試合の余韻が残っています。
私自身、佐賀北高校が7回に2点を奪われ、4対0となった段階で、広陵高校の優勝はほぼ決まりかなと思っていました。
それだけに、まさか8回の裏に一挙5点、しかも逆転満塁ホームランが飛び出すという展開には、思わず目を見開き、息を飲み込んでしまいました。あと、あくまでも個人的な印象なのですが、ホームランが出た瞬間、球場全体が水を打ったかのように静まり返ったように思えます。それがまた劇的な印象を強めているのかもしれません。

野球の名門校ではない公立高校が、甲子園で初勝利を遂げた後、引き分け再試合や優勝経験のある帝京高校との激闘を経て、決勝戦での逆転勝ちという激戦の軌跡は、まるで一本の映画でも見ているかのようにも思えました。
そして、全国の高校球児に「自分たちにだってチャンスがあるかもしれない」と夢を与えただけでなく、格差社会にあえぎ苦しむ多くの人々にも「頑張れば自分達だって、何かをやり遂げられるかもしれない」という夢も与えてくれたような気がします。
チャンスは一部の限られた人間だけが手にできるものではなく、誰にでも手に入れられることを佐賀北高校の球児たちは身を持って証明してくれたのですから。

そして、佐賀北と言えばすっかり「ミラクル」という称号が定着してしまいましたが、この称号も、誰でも簡単に手に入れられるものなのです。なぜなら、奇跡(ミラクル)は偶然と違って自分で起こせる能力があるからです。
そして、手に入れる方法も至って簡単です。「自分には奇跡(ミラクル)を起こす力がある」と常に信じ、その信念に赴くままに行動するだけでいいのですから(自分自身に言い聞かせると更に効果的)。
あとはどんな形であれ、できる限り結果を残せば周りは「ミラクル」という称号を与えてくれるでしょう。
最初は「なんだそんなことか」と鼻で笑われるかもしれませんが、一度でも成功し、奇跡を起こすという印象を周囲に与えれば、見方もきっと変わるはずです。そうすれば、あとはジンクスのように定着化するのみですから。
ただ、そこまで行き着くまでには当然努力の積み重ねが必要なのは言うまでもありませんが。努力なくして得られる奇跡はなく、また努力なくして得られる栄光もないのですから。
とは言え、私もまだまだ未熟者。この言葉をかみしめて日々努力するのみです。

投稿者 龍之介 : 2007年09月04日 10:30

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