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2007年04月06日

子供は未来からの使者

17歳の犯罪、最近よく耳にする言葉です。
確かにこの世代の、思いもよらない行動が目に付きます。マスコミも何かあると17歳という世代にこだわり、そのせいにしてしまいがちです。しかし、そんな解釈ですむのでしょうか?
自分たちが17歳の頃を考えて見ましょう。やはり人生の不安を抱え、どう生きようか、必死に考えていた
時代であります。(戦中、戦後、高度成長期などいろいろあっても)ハイティーンは悩みます。
中には答えを得られなくて、世にすね非行に走る子供もいました。
まじめに苦悶できるのは、大人になる世代直前の特権でもあります。

テレビのコマーシャルで現代は「自己虫」という虫が多くなっていると言っています。
しかし、評論家の芹沢俊介氏は言っておられます。

「子供だけが自己中心的なのではない。この社会を生きて呼吸しているものはすべて自己中心的なので ある。それなのに子供だけに非難が集中する」と。

問題なのは、17歳世代だからではなく、彼らが、私たちが生きる現代の社会構造そのものではないでしょうか。子供は、社会の体現者。社会のありかたが、そのまま若い世代に反映しているものと思われます。したがって、その責任の多くは私たち大人にもあると考えます。
自分が変われば、相手も変わると言います。大人から、現代社会の変革を始める事が必要ではないでしょうか
「子供は、未来からの使者」 と言われています。未来社会は彼らによって成されるのであり、私たち大人は、彼らを「まっとうに」育て、この社会を「まっとうに」する責務があると思います。 
                                                    合 掌 
                                                   


投稿者 ZEN754 : 2007年04月06日 10:04

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