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2006年09月02日

夕焼けがきれい

久しぶりに、上空から撮影したビデオをみた。
エンジンの音がバックグラウンドミュージックだ。
高度10メートルで景色が動き、川を越える。
太陽を背に、眼下の砂浜に自分のシルエットが映っている。

急に、飛びたくなり、居ても立ってもいられなくなった。
車を飛ばし、いざ海岸へ。
胸高鳴らせ、血沸き、肉踊る心地。
待ち遠しくて、楽しみで、わくわく、どきどき。

ついに、到着。
風はよし。
さっそく、吹流しをたてる。
ユニットを組み立てていると、物珍しそうに、おじさんが近寄ってくる。
話の相手をしながら、準備を終える。
ユニット準備よし。エンジンの調子もいい。
GPSよし。高度計よし。
キャノピー立ち上げよし。

そして、いきなり、気中の人となった。
高度10メートルを維持し、装備のチェック。
すべてよし。

一気に200メートルまで上昇する。
青空と海が広がる絶景。
眼下には、ゴマ粒のような人たち。

予定のポイントでスパイラル急降下。

高度20センチメートルの超低空飛行。
波うち際の白い泡の波を追いかけながら遊ぶ。
遊泳禁止のポールでスラローム。
途中、浜で、草野球をしていた小学生が、動きがとまったまま、注目。
不意の訪問者に、あっけにとられた様子。
川の中州で遊ぶ親子連れ。
ベンチでたたずむアベック。
Uターンしている観光バス。
次々と移り変わる風景。
犬がほえながら追いかけてくる。
ここまでおいで!
心ゆくまで、低空飛行を楽しむ。

そして、再び高度を上げ、動きのない静の世界に入る。
空一面に広がる夕焼けに染まった雲を仰ぐ。

きょうは、飛行三昧、至福の一日でした。

投稿者 恵比寿 : 2006年09月02日 22:17

コメント

ジェットコースターが怖いという人に、「おまじない」があります。
それは、「自分がジェットコースターを操縦している」、と想像することです。「乗せられている」と思うと、怖いものです。でも、自由自在に乗りこなしている、と考えると怖くなくなります。かえって、次の急カーブをどのように駆け上り、落ち下るかが、楽しみになるはずです。先へ、先へと次の展開を先取りすることによって、全身を使って積極的に乗りこなすことができます。
きっと、冷静な自分にびっくりすることでしょう。
お試しあれ。

投稿者 恵比寿 : 2006年09月05日 20:45

 パラグライダーの経験は無いのですが、読んでいて、一緒に空中散歩を楽しんだような
爽快な気持ちになりました。

 質問ですが、高所恐怖症の人は、やっぱり
飛んだら恐いですか。

投稿者 たんぽぽ : 2006年09月05日 01:34

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