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2007年08月08日

オルゴール博物館(1)

5日に清里のオルゴール博物館を見学した。

現在、巷の携帯型のオーディオ機器の発達には眼を見張るものがある。
1907年に世界で初めてラジオでオペラが放送された。それまでは、音楽は楽器を演奏しないと聴くことができなかった。ちょうど100年前のことである。

もっと手軽に音楽を楽しむためにはどうしたらよいか。

産業革命後、その課題を解決するために、創意と工夫をこらし当時の技術の粋を集め、楽曲を自動演奏する装置をつくりあげたのである。

大きな箱がある。動力源からパワーが送られ、ゴトゴトと動き始める。円盤に開いた穴の位置が楽譜となっている。円盤を回転させると、振動体が穴のところで爪がひっかかり振動が起き、連続した旋律となる。そして、それを木箱によって増幅させている。動力をつかった立派な楽器である。


やがて、演奏家を招いた室内管弦楽の演奏さえ再現するようになった。
楽器自動演奏装置である。

箪笥のような装飾で中の仕掛けは見ることはできない。演奏が始まるとさまざまな楽器の音色が聞こえてくる。やがて、種が明かされる。中には8種類もの楽器が入っているのだ。
太鼓を打ち鳴らし、鉄琴を叩く。驚嘆したのはバイオリンを同時に奏でるために、バイオリンを立てて、真円形の弓がその周りを巡っているのだ。しかも、それぞれのバイオリンの弦がその弓に押し付けられて音をだしているではないか。弓の速さの変化、弦の長さの変化、押し付ける角度と距離の精緻さ、その力強さと速さとリズムの調和が、見事な演奏を実現している。

製作はひとりではできない。それぞれの卓越した職人がその能力を最大限に発揮して、それこそ人的エネルギーをすべて注いで完成させたのではないか。注文をうけ、人の手によってつくられていた。


投稿者 恵比寿 : 2007年08月08日 10:25

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