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2007年06月29日

左手の魔法

皆様、いかがお過ごしでしょうか。めまいはだいぶ回復してきた龍之介です。やっぱり、十分な栄養、十分な休養、適度な気分転換などリフレッシュできるように取り組むと体にいいみたいです。
改めて健康のありがたみを実感しました。今後はなるべく気をつけます。

さて、突然話を変えるとして、今回は私が中学生の頃にあった話です。
クラスで右手をケガして左手で字を書くことを余儀なくされた人がいました。利き手の右手が使えず、ノートの文字もうまく書けない状態だった(最終的には、他の人にノートをコピーさせてもらっていた)ため、大変だなと思っていたのを今でも覚えています。しかし、ケガが治った直後にあったテストではその人がクラスで1位を取ったのです。
もともと成績は上位クラスにいたものの、何でそんな離れ業ができたのかと一時騒然となったのですが、本人が言うには「利き手じゃない左手を使ったことで、普段使わない脳細胞が活発化したんじゃないか」とのことでした。
その日を境に、利き手をケガしていないのに違う手を使ってノートをまとめる人が続出したのは言うまでもないですね。ついでに、私もその中のひとりであったことも。

とは言え、左手で字を書くのは想像以上にハードな作業でした。横線を引くときも右手なら左から右へとスムーズに引けるのに、左手だとなぜか左から右へとなってしまう上に、小刻みに震えてしまい、ミミズが這っているようだと言われましたから。速記なんてまず無理です。
修練するまでにはかなり長い時間を要しそうでしたし、それ以前に本当に脳細胞が活発化されるのか半信半疑になったこともあり、結局すぐにやめてしまいました。現在も右利きのみのままです。

ところが先日、ある雑誌を読んだところ、普段と違う手を使って字を書く作業は本当に脳の活発化に効果があるという記事が載っており驚いてしまいました。
そこには、彼が言うように、普段使わない手で書くことで脳に刺激が与えられ、活発化されると書かれておりました。ということは、あのまま続けていれば、更なる刺激を与えられ、脳はいつまでも刺激される上に、右と左で別の文字を書けるという一発芸だって身に付けられたんじゃないかと思うと、ちょっと残念でなりません。
ただ、今からでも遅くはないはずなので、若々しさを保つ上でも試してみます。ただ、あまり頻繁にやると刺激が薄れそうなので、時々でいいのかもしれないな。

投稿者 龍之介 : 2007年06月29日 00:02

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