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2007年02月07日

北北西に進路をとれ

インフルエンザが猛威を振るいつつありますが、いかがお過ごしでしょうか。節分は豆まきよりも恵方巻を食べることが主流になっている龍之介です。
豆まきはその後の回収(掃除)が大変ですし、豆よりは寿司の方が好きなので、これも自然の流れといったところでしょうか。
そんな訳で、今年も恵方巻を味わいました。

恵方巻を食べるときに、いくつかの注意点があり、毎年その点で色々と気をつけています。
まずは方角。今年は北北西ということなので、方位磁針で方角を確認。
次に気をつけなければならないのは無言で食べなければいけないこと。そのためは、食べることに全神経を集中せねばならず、テレビを消して、無言の状態で臨まなければなりません。当然、ラジオは音楽などもNG。沈黙の状態に身を委ねます。
これで食べる準備はOKですが、その前にもう一つ注意することが。間違えても、食べた後で「美味い!」と言わないこと。美味しいものを食べた後についつい「美味い」と言ってしまう癖があるので、自分自身に強く言い聞かせなければなりません。
こうして、お膳立てが整い、いよいよかぶりつく。きゅうりの歯ごたえ、玉子のほんのりとした甘み、酢飯が醸しだす酸味などを堪能しつつも、「美味い」という言葉をグッとこらえる。
あとは今年も健康で過ごせるように願いながら、黙々ともぐもぐ食べる。こうして、今年も無言で食べることができました。
食べ終えた後、美味しいものを食べられたことへの感謝がおのずと芽生え、思わず両手を合わせていました。作ってくれた人への感謝が食に対する基本なのだと、改めて実感しました。

そう言えば、最近恵方ロールケーキなるものが出回っていますね。素材は違えども、巻物であることは一緒ですし、和洋折衷といったところでしょうか。ただ、意義が全く理解されていないといった声もあり、手放しで容認できるものではなさそうです。多くの人に認知されるまでには、もう少し時間がかかるかもしれません。
あと、知人で恵方巻を食べるのに、どの方角を向いていいのか分からず、フィギュアのスピンのようにグルグル回って食べたという武勇伝の持ち主がいます。本人が言うには、「グルグル回ってりゃ、どこかで当てはまる」とのことですが、その状態で無言で食べるのは至難の業のような気がします。ちなみに、「目が回って具合悪くならないのか」と本人に聞いたところ、「グルグル回って食べるから、これが本当の回転寿司」と全く意に介さない様子でした。
個人的には、あまり人に推薦できるものではないので、なるべくなら、心を落ち着けて感謝の気持ちを抱きながら食べるスタイルをお勧めします。

投稿者 龍之介 : 2007年02月07日 23:56

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