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2006年12月06日

二ヶ月ぶりです

12月になって、飛ぶのは2ヶ月ぶりだ。
久々に飛ぶと、感覚が変わり、不安の中に浮いている感じだ。

離陸。

直後に、着陸する理由を挙げ始める。
不安の中、否定的なことばかり頭をよぎる。

前回、離陸後すぐに着陸したことが、心にひっかかっていた。
キャブレータにゴミが詰まり、エンジンを思うように吹き上げられなかったためだ。
キャブレータを掃除して、再び離陸したが、エンジンの調子が気になっている。

いつもの、大空を飛びまわる爽快さは、まだやってこない。
釣り人を避けながら、ローパスを繰り返し、足で砂を蹴る。
プロペラが砂を巻き込む音をきく。

ローパスのスラロームをつづけて、離陸から30分、やっと、機と一体になった。

翼は手の一部となり、
もはや操縦している人はいない。
日常は、しだいに遠ざかり、
すべては海と空の、藍の中に溶け込んでいく。

ヒトには自由にはばたく翼があるのだ。
だから、どこにでも飛んでいくことができ、
すきなところへ降りることができるのだ。

地上で息が詰まりそうになったら、いつでもいらっしゃい。
いっしょに、飛びましょう。
そして、望むところに降りて、
どんな暴風雨にも負けない根をはやしましょう。

投稿者 恵比寿 : 2006年12月06日 16:16

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